3月15日に開催いたしましたイベント「北海道に宇宙版シリコンバレーを作る」で
出席者から小田切様へ質問された内容です。
質問
大樹町が、地理的に南から東にかけてのゾーンが狙える場所だというメリットがあることはわかりますが、一方でロケットの射場の条件としては出来るだけ低緯度にあることが望まれているとも聞きます。この点はビジネス的にはどう克服されようとしているのでしょうか?
回答
会場にてご説明の通り、静止衛星は赤道上空に軌道がありますので、打上げ場所は南側にあることで距離のメリットが得られます。しかし、最近では静止衛星に加えて極軌道、低緯度等周回軌道に打上げるビジネスが増大していることから北緯42度の十勝からの打上げに支障はなく、南、東側が太平洋に面していることが大きなアドバンテージとなっています。