Q&A「部品調達がロケットビジネスでは重要になってくるか?小さな会社が関与することは可能か?」

Q&A「部品調達がロケットビジネスでは重要になってくるか?小さな会社が関与することは可能か?」

3月15日に開催いたしましたイベント「北海道に宇宙版シリコンバレーを作る」で
出席者から小田切様へ質問された内容です。

質問

宇宙基本計画「多頻度」を支えるモノづくりネットワークの価値。 少数精鋭で自動車部品の製造に携わっている。 加藤さんのコメントにあった部品調達がロケットビジネスでは重要になってくるか? 先日の打ち上げ延長は、現地でうまくいかなかった時の部品調達が課題であるとの見解があった。 これまでロケットをつくることに関わってなかったが機械設計に長けている企業が、部品の現地調達やオーダーメイド設計に関わることは出来るか? またそれはロケットの発射頻度は増やすことになるか?また我々のような小さな会社が関与することは可能か?

回答

② 設計から製造、打ち上げにかかるリードタイムをいかに短くして「多頻度」に、ロケットを上げていくか? 国の宇宙基本計画でも「多頻度」は重要なキーワード。 開発のスピードをあげるか、製造のスピードを上げるか?にロケットの部品調達は重要。 ICTを利用する。北海道で図面を書いて、名古屋の得意な工業メーカーにサブライチェーン作る。 現状、十勝での部品製造のネットワーク構築は困難のため、中部の力を借りたい。 将来的には標準化して、大量発注させていきたい。 まずは、最初のきっかけとして北海道と中部が連携繋がってしていき、まさに少数精鋭の企業様と連携することが大切。 中部のものづくりネットワークを使って、宇宙ビジネスの部品を作成するようなプラットホームが出来ることを期待したい。 そうすることで、海外市場のロケット打ち上げ機会も受注していけることになるだろう。 全体に発信する機会をもっと発信していきたい。 イーロンマスクも西海岸から東海岸に輸送していた時代があった。 将来的には、十勝で部品メーカーを作れるような未来を想像したい。

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